こんな方におすすめ
○SNSで情報発信してるけど、人気が出ない。
テレビに取り上げられて一気に話題になりたい方!
○ビジネスで話題性を出したい方。
今回は、テレビに紹介してもらうには、どうしたら良いのだろうという疑問にお答えするための本をご紹介致します。
ご当地キャラ、ゆるキャラとして、今ではすっかり定着している、彦根のシンボルひこにゃん。
あのひこにゃんが有名になったのは、プレスリリース(マスコミに紹介してもらうように働きかけること)が始まりだったのを知っていましたか?
若い人のテレビ離れが進んでいると言われていますが、仮に観ていなかったとしても、
”テレビで紹介された!”
というだけで地名度はアップし、宣伝効果も絶大になります。
でも、テレビに紹介されるなんて、よほどのことではない限り無理なんでしょ?
そんなことはありません。この本に書いてある”コツ”を掴めば、あなたの商品やキャラクターがマスコミに取り上げられることも夢ではありません。
もしあなたが、一躍有名になりたい。知名度を上げたいということであれば、この本は一読の価値があります。
では、さっそく内容をご紹介致しますね!
TVやマスコミに取り上げられるためには法則があった
実はTVやマスコミに取り上げられやすくなるための、法則があったのを知っていましたか?
この”法則”を知ることで、偶然に取り上げてもらうという、いつになるか分からない事をアテにしなくとも、こちらから仕掛けて紹介してもらえることも可能になります。
前回にご紹介した本の「ブレイクスルーブランディング」で一躍有名になった精米店も、マスコミに紹介されたことで一気にブレイクしました!
実は、マスコミもTVも、ネタを探しています。でも何でもかんでも取材する訳ではなく、
こんなポイントを押さえていると、紹介してもらえる確率が高くなるらしいのです!
○五感(視覚、聴覚、で感じるあれですね)に訴えかける。
○本能に訴えかける。
感動ストーリー、人間ドラマ。不幸な話や裏話など。
お気づきになりましたか?24時間テレビの感動体験や心温まる体験、災害で不幸になった方をこれでもか!とクローズアップするのは、こういう理由からです。
また、昔放送していたNHKのプロジェクトXや、情熱大陸なんかもそれに当てはまります。
えっそんな大それたエピソード私は持っていない?
ここまで大それてなくとも、例えばこんな小さなことでも、話題にしてくれる時があるのです。例えば・・・
景品で作っていた洋酒樽の、魅せ方を変えた企画をTV紹介してもらい、売り上げV字回復
ミス○○の”ミス”を漁師に変えただけでマスコミに取り上げてもらい、ご当地の知名度UP
なんてことも可能です。
毎年年末に紹介される、清水寺の、
「今年の漢字」
これも、TVに紹介してもらうことにより、年越しの風物詩になりました。
では、こうして紹介してもらうためには、どんな”法則”使えば良いのか、本の中から一部をご紹介致しましょう!
TVへの売り込み方、4つの方法
①TVは何といっても、ビジュアル(視覚)が最優先。
いくら良い内容であっても、ビジュアルに訴えなければ、取り上げてくれません。
ここでは、有名温泉でも叶わなかった白濁温泉の例でその内容が書かれています。
②とにかく、”分かりやすさ”が最優先。
こどもでも分かるような分かり易さが大切。良い話でも、マニアックであったり、難しいのはご法度なようです。
③タイムリー + 珍しいもの。
例えば、今は株高やNISAが話題ですが、このように今流行っていること+すこし珍しさがあればTVは飛びついてくれる可能性が高まるようです。
④サプライズを演出する。
先ほどご紹介した、ミス○○ではなく、ミスと正反対の地元の漁師さんを主役にしてみる・・
こんなちょっとした意外性がTVは大好きなようです。
(これはビジネスでも応用できます。詳しくは後ほど・・・)
ごく簡単な紹介ですが、売り込むためのポイントはこの4つになります。
次は、TVを攻略するための基本法則をご紹介しますね!
TVを攻略するための”3つ”の基本法則
①”見えないもの”をビジュアル化する。
ここでは、先ほどご紹介した、「今年の漢字」が、なぜ有名になったのかが実例として紹介されています。
形にないものをどうビジュアル化して注目をしてもらえるか?この本をヒントに、アイデアを考えるのも良いかもです。
②分かり易いストーリーを中心に考える。
この章では、始めはほとんど無名だった、「佐世保バーガー」の実例が書かれています。
”ただのハンバーガー”がどのようなストーリーでマスコミを動かしたのかを参考にしてみて下さい。
③誰もが共感できるテーマを作る。
小さなさぬきうどん屋さんから端を発したさぬきうどんが、雑誌で特集を組まれるまでになったいきさつを紹介しており、誰もが共感できるストーリーや題材をどの切り口で探せばよいのかが分かると思います。
この3つがTVやマスコミに紹介してもらうための基本法則です。
もちろん、このままでは使えませんが、商品や自分自身をどうアピールすればマスコミが興味を持ってもらえるかのヒントになると思いますよ!
次はTVに取り上げられてもらうための、技術編になります。
TVに飛びついてもらう10の技術
ここでは、TVが興味を持ってもらうためのPR方法の技術についてですが、ここではポイントを書かせていただきます。10個の技術、すべて実例で書かれていますので、実際に読んでみると頭の中にストン!と入り易いかもしれません。
①シーズンに合わせて五感を刺激する企画。
②”人の心”+”ビジュアル化”をかけ合わせたPR。
③音楽や踊りを使ってインパクトを与えるPR。
④魅力やテーマを「ひと言」で表現する企画。
⑤「三方よし」の社会貢献でPR。
⑥思わず笑ってしまうサプライズで意外性を出したPR。
⑦パロディーで注目を持ってもらえる企画。
⑧「ちょっと深いストーリー」をイベントにする企画。
⑨B級グルメのような、”真のご当地モノ”でPR。
⑩ちょっとだけ常識と違うことをする企画。
以上10個の技術になりますが、これらの実例をヒントに、あなたのアピール方法を考えると良いです。
ご自分の商品やサービス、または自分自身や会社をアピールするのに、一番合っている技術を探してみて下さいね!
もちろん、これらを複数組み合わせるのもアリです。
その他にも、マスコミへのプレスリリースするにはどうすれば良いかも、詳しく書かれていますのでお役に立ちます。
また、これらの発想はTVやマスコミに対するアピールだけではなく、
商品開発や新サービス開発のヒント
にもなります。
私は、この本を読んで
「糀の入浴剤」
を販売しました。
これは本当に当りました。
販売会やネットショップ、紹介で2か月で2,800個以上売ることができたプチヒット商品です!
10年ほど前の、糀ブームに乗っかって販売しました。
しかし、流行の要素が強いのと、全国販売するには多額の設備投資がかかるので、スモールビジネスで終わらせましたが、
「常識より少し変わったアイデア」
「常識より少し変わった視点」
の考え方に刺激を受け、糀=食べ物。という思い込みを変えて入浴剤として販売するヒントを得ることができたのです!
この本は、TVにでるためにはどうしたら良いだろう・・だけの発想だけで終わってしまうのではなく、アイデアをうまく考えるヒントにもなります。
PS
この本が世に出たのは10年以上前なので、古いと言えば古いんですが、今でも使えるヒントはたくさんあります。
TVはオワコンだから参考にならない。と判断してしまうにはもったいないです。
少し応用してSNSで発信したり、販売会や起業フェアでアピールしたりと、応用できる範囲はとても広いので役に立つはずです!
(もちろん、今でもTVやマスコミで充分つかえて通用する技術です)
マスコミに取り上げられることも、ビジネスも同じ。
今までの常識を少し変えてみると、新たなビジネスチャンスが必ず生まれます。例えば、
”おれのフレンチ”
「フレンチはゆっくり座って、時間をかけて食べる」という常識を変え、
おいしいものを立ち食い感覚でたべるという違う視点で考えたからこそ生まれたものです
あなたの商品やサービス、そしてあなた自身には、必ず、
今と違った魅せ方や発想
があるはず。
それを探してみて下さい。
きっと、今までと違う突破口が開けます。
読みやすさの難易度 少
出版社 ダイアモンド社
著者 殿村美樹
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