こんな方におすすめ
○目標(成功)に最短で近付きたい方。
○あなたが”本当に望んでいる”目標を作りたい方。
この2つが、この本のメインです。
何かをこれから始めたい。そのために、一番効率よく出来る方法が知りたい方に役に立ちます。
但し、”楽して”できる訳ではなく、遠回りせずに最短で達成するためのノウハウですので、そこはまちがえないようにして下さいね!
では大まかな内容に移ります。書いてある目標達成の手順としては、
自分のたな卸しをする。
↓
目標を最短で達成する方法をリサーチする
(これが、多分、一番大変!)
↓
行動する。
↓
目標達成(成功を手に入れる)
といった感じです。その他には、脳を常に活性化するための方法や、体を良い状態に保つための食事や、健康の維持、人間関係のつくり方、お金や時間管理などが書いてあります。
(この著者さんは、基本的に健康管理や食事を大事にしている人です)
そして、いかに精神状態を安定させるかも力説しています。
時間に関しては、目標達成(成功)までの期日を付けるといった事、そして一週間の予定を書き、達成できたかどうか振り返るといった内容です。
これから何かを始める方が、目標を立てる場合や、目標達成(成功)までにいかにショートカットするかを知るためには良い本ですが、そのために一番大切なことが書かれている章は、個人的な感想としては4章、5章の2つです。
この2つが成功するためには一番のキモ!だと私は考えます。
本に書かれていることを簡単にまとめると、
「今、あなたがやりたいことを”徹底的”に調べ上げ、その中から一番、自分に合ったものを探して、それを実行する。」
といった感じの(かなり大ざっぱに書きましたが)内容ですが、それをするためには、
遠回りせずに一番近い道をリサーチする必要がありますよね。そのためにネットで探したり、本で探したり経験者やその道のプロにリサーチしたり・・・といろいろ有るわけなんですが、これをいい加減に決めると、意味が無くなります。
例えば、(以下の内容はこの本にはないですが、ショートカットの例です)
有名大学に、出来るだけ勉強せずに受かりたかったら、
参考書片手に丸暗記じゃなく、ひたすら過去問を解きまくるといった方法になります。
でも、おおよその出題範囲をつかめていなければ、ムダな努力で終わりますし、
新しいお客さんを増やしたい
なら、ドサ回りかテレアポかDMか広告か紹介なのか、あなたの今のスキルと資金、そして性格や、行動力に合った方法をピンポイントで調べあげて実践する必要があります。
副業したいなら
ブログなのかYouTubeでやるのか、せどりなのかバイトなのか代理店なのか・・・
代理店の中でも荷物の宅配選んだ方が、収入が入るの早いとか、YouTubeは収益化するまでにすごく時間かかるなあ・・とか、
ものすごい選択量がある中から、リサーチして自分に合ったものを探す・・・
というように、この”リサーチ”で、最低でも三週間ぐらいはかかると思っていたほうがいいです。そしてこれがメチャクチャ大変です!
本、ネット、成功者の経験談・・・どれも、最もなことが書いてあり、どれもこれも、”楽して”できそうな気がします。(ちょっと調べた段階では・・・)
次に、それを自分に合っているのか、今のあなたのスキルや使える時間、資金でできるのかを比べてみます。(ここから、ちょっとメンドクサクなる・・・)
たいがい、自分に合わない部分や出来ない部分が出てくる。ここを調整してみるけど、やっぱりダメっぽそうなので、次を探す・・・
それを繰り返す・・・・
そのうち、頭の中、訳が分からなくなります。(特に私はオタンチンなので、そう感じるんでしょうが・・(笑)
それでも、ご自分の合ったものをつなぎ合わして、ネガティブ要素を全部潰していき、行動にまで落とし込めるまで考えに考え抜いて、そこからやっと、
”楽して成功できそう!”って感じになります。
まあ、ここまでで、すでに全然楽じゃないんですがね(笑)
”楽して成功”するためには、この段階で徹底的にやらないと、いざ、動き始めたときに、あれも違う、これも予定に無かったと、”楽”するつもりが遠回りしちゃった・・・なんてことになりかねないからです。
なんでこんな事が言えるかといえば、私が散々やってきたから。
この、徹底的なリサーチの段階で、
「ああ、やっぱり楽じゃあないのね」
って気づけば、それはそれで大きな成長になるんですがね(笑)
ようするに、
”楽して成功できる”んじゃなくて、
これをやれば、遠回りせずにショートカットできる可能性がある!
と考えておいたほうが良いと思います。
このリサーチ方法で最も良いやり方は、与沢翼氏の「ブチ抜く力」の本紹介のところに書いてあるので参考にしてみて下さい。
本当は。。。。
実践(行動)してみなければ分からないことばっかなんですけど、
徹底的にリサーチをして、成功するまでにはネガティブ要素が満載だと気づき、それでも解決方法を自分で決めて、
行動してみて、思い通りに行かなくても、それを乗り切ることがやりがいと思えるようになったり、成長を実感できると感じるようになれば、もう半分成功したようなもんになります。
この本を否定するわけじゃないけど、この”現実”を知って、
それでも成功したい!
と思えれば、それは本物です。
その時点で、もう成功は見えていると思いますよ!
私も、そういう現実を乗り切って、成功を手にできる方が1人でも多く現れることを、心から願っているし、そうあって欲しいと強く感じています。
PS
いろんな本が出て、いろんな経験ノウハウを書いてる著者がいますが、
本当は、”今スグ” ”楽に” ”1日10分で” ”ほったらかしで”
できないことは、著者自身が1番知ってるんです。きっと。
でも、「これをやらなきゃ前にすすまないよ」なんて現実を書いてしまうと、そんな本は売れないし、だれもやらなくなっちゃうから、書かないだけなんです。きっと。
でも私は、現実を知って欲しいから、ちゃんと書いてくつもりです。
あっ、辛いことばっかりじゃないですよ。
それを乗り越えた時の満足といったら、もう普通の生活のあらゆる嬉しいことの比じゃないくらい、天にも昇るくらいの満足が得られます!
読みやすさの難易度 小
出版社 アスコム
著者 川島 和正
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