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私のぶっ飛び人生物語  第1話

私の、ジェットコースターのような人生物語

こやつ、すごい成功したみたいに得意げに、プログかいてるね~

どうせ本でも読んでつまんだ内容をそれらしく書いてるんじゃないの!??

と思われた方も多いはず。

確かにつまんで書いてることもいっぱいあります(笑)

でも、わたしゃ、机上の空論ばっかり書いてるわけでもありません。

今回は、これまで私が歩んできたジェットコースターのような人生を書いていきたいと思います。

ぬくぬくと育ってきた人間が読書感想文のようにプログ作ってるんじゃないんだよオオオ~ 

ってところを見せたくて(完全に自画自賛(笑)

まあ、それは冗談として、このプログを読んでいる方には、私のような失敗はできるだけしてほしくないと思ったから。

確かに、失敗から得たものはありました。

困難を克服する強さや、少々の事では動じないメンタル、どんなことがあっても、諦めずに、前向きに進む力・・・

でも、失ったものも大きかった・・

家族との離婚、無一文になる、人が離れていくなど・・

何よりも一番大きかったのは、5,000万という借金を返済するために、7年という大切な”時間”を失ったことです。

成功者が必ずと口をそろえて言う言葉。それは、

「金は取り戻せる。しかし時間は取り戻せない」

これが私には大きかった・・・

小さい失敗なら、どんどんすればいい。今でも私は、そう思っています。

でも、長い時間を失うような”失敗”は、成功への道を遠ざけます。

この読者さんは、これから何かを成し遂げたい方が多いと思います。

失敗したっていいんです。どんどん失敗すればいい。

でも、数年間を棒に振るような失敗はしてほしくない。

そんな思いから、成功に役立つ本や、自分の経験を綴ったコラムを書いているのが、このプログを書いている本当の理由です。

あなたには、最短で、出来ればショートカットして、成功して欲しい!!

そんな思いで、これから、恥もプライドも捨てて、私のぶっ飛び人生を書いてみますね。

反面教師としてお役にたてたら、こんなうれしいことはありません。

それでは、私のぶっ飛び人生を、これから何回かに分けて書いていくことに致します。

先ずは独立を志してビジネスを始めた頃のあたりから・・・今から、20年近く前になります。

そう、当時の私は、こんな奴でした。

お金大好きで、しかもプライドは鬼のように高い奴

最悪ですね(笑)

こんな私が目を付けたビジネスは、コンサルタントでした。

コンサルタントって、ビシッと着飾って、いろんな知識があって、知的で・・・

なんかカッコイイ!!

しかも、金も儲かっていそう!!!

そんな、超甘ちゃん発想だった私は、儲かって、しかもプライドも存分に楽しめる?

コンサルタントの仕事を片っ端から探してみたわけです。

学歴も、スキルも大してないのに・・・

当時はまだネット環境も今ほどではなかったので、探す方法は、デューダ、タウンワーク、人からの情報、起業説明会くらいでした。

そこで見つけたのが、

「美容業界のコンサルティングを募集しています。

  あなたも、美容室オーナー様から感謝されながら、

   高額のコンサルティングフィーを頂ける仕事をやりませんか!」

というものでした。

今考えると、うさんくさいキャッチコピーですね(笑)

まあ、結果的には胡散臭くもなくしっかりした募集だったのですが、おこちゃまだった当時の私には、

このキャッチがグサリッて刺さりました。

すぐに応募して、ある美容商材を売っている会社とコンサル会社合同の面接に行くことになったのですが、実際に面接会場へ行ってみると・・・

面接希望者7名は、ビシッとスーツ着て、頭も良さそうで、スマートで、姿勢もよくて・・

で、私ときたら、どこをどう見たって、ただの凡人。

こりゃ、”勝てねえ”って思いました。

焦りましたよ!ホントに。脇汗、止まりませんでした(笑)

私の面談は7人中4人目。

1人ずつ面接室へ入っていくのですが、地獄耳を立てて面接の会話を聞いていると・・

「わたくしは、○○大学を卒業いたしまして・・・」

「外資系の○○に、7年ほど勤務させていただいておりました。その経験を活かし、御社で・・・」

「○○で活かした営業経験とコーチングの技術を活かし、貢献できると自負しております」

なんて会話が聞こえてきます。

(さあ、どうしよう・・中小企業しか勤めていない私。しかも、自慢できる資格なんてもってやしない。あるのはFPの資格くらい・・・)

だめだ。こりゃ。(いかりや長介さん風に(笑)

こうなったら、もうヤケクソになってやる!と変な思考回路が頭をよぎりました

(もういいや。どうせ合格しないんなら、自分の言いたい事言って見事に散ろう!)

そう覚悟を決め、4番目の自分の番を迎えます。

簡単な経歴と職歴を聞かれた後、

「あなたの志望動機をお聞かせ下さい」

と聞かれたとき、ヤケクソでこう答えました

「わたくしは、何としてでも年収1000万円を稼ぎたいです!

 そのためには御社の誰よりも真面目に働き、学習し、営業でも成果を上げてみせます!」

面接官が3人いましたが、ポカン~としていました。

そのすぐ後に、

「分かりました。本日の面接の可否は郵送でお送りさせていただきます」

見事に爆砕したと確信した私は、帰りの電車で思いっきり落ち込みながら帰途につきました

「やっぱりコンサルタントって、あんな優秀な人材が集まるんやな。自分には高嶺の花だったんやなあ」

もう、コンサルタントは諦めなきゃしょうがない!そう気持ちを切り替え、次の仕事を探し始めた、2週間後・・・一枚の封筒が家に届きました。

例のコンサルタントを主催していた、会社からです。

どうせ、”不採用”やろ!

適当に封筒の口を破り、一枚の紙きれをヤケクソ気味に眺めてみると・・・・

採用決定通知

と、A4の紙切れの一番上に、大きく書いてありました。

飛びあがるほど、嬉しかったです!ホントに!

早速、家族に報告。

「良かったやん!あんたは本を読んだり、勉強するの好きやから、そういう仕事のほうが合っとるわ!」

家族も喜んでくれたのも嬉しかった!

これから、夢のコンサル生活が始まる!!・・・

次の日には、かっちょいいスーツを買いに行き、今まで付けたことのないカフスも買って憧れのコンサルライフのための準備にワクワクの私・・・

ところで、エリート集団の中で、野心丸出しでダサい発言をした私が、何で合格したんだろうか?不思議でなりませんでした。

後日、コンサル主催のオーナーに

「何で私が採用されたんですか?」

と聞いたところ。

「君は野心が高かったからね。他の人は優秀だったけど、君なら結果を出してくれると思ったからだよ」

って言われました。

「まあ、確かに、野心丸出しで、しかも面接で、1000万欲しい!なんて、普通言わないわな・・」

こういうアウトローな荒業も、時には効くんだな。と学んだ経験でしたね。

その2週間後、コンサル会社から通知が届き、

「基礎研修のために3週間、泊まり込みで東京の上野まで、研修へ来て下さい」

との事だったので、ワクワク、ウキウキしながら、買ったばかりのかっちょいいスーツ来て

花の東京、上野まで上京したのでございます。

その時思っていた研修のイメージは、座学中心で、ロジックツリーやら企業の成功事例やら、論理的思考なんかを養うんじゃなかとイメージしてたんですよね。このプログで紹介してる”イシューからはじめよ”の著者みたいに・・・

こんな妄想もしてました。

研修が終わり、晴れてコンサルタントとして美容室と契約する。そこで集客に関してオーナーに質問されたら、

「そうですね!そういった場合は、○○をリサーチしたのち、○○の施策を行いまして、顧客満足度を改善する方針が良いかと存じます」

なんて言ってる自分を想像しながら、一人でニヤニヤしていました(笑) アホですねぇ~

(この3か月後には、コンサルティングって、めちゃくちゃ泥臭い仕事なんだということを身を持って経験するんですがね。そのお話しは、後ほど)

そんな感じで、妄想に妄想をふくらませながら上野に向かった訳ですが、そこで待っていたのは、”座学”や”論理的思考の学習”なんかとは程遠い、

ベタベタの「営業研修」でした。

上野へ着いた次の日~

「明日から、研修生の皆さんには、渋谷へ行って美容業界についてのアンケートを取ってもらいます!」

カッコイイ”座学”を期待して行ったら、いきなりこんな第一声です。こっちとしては、

「アンケート?なんじゃそりゃ??」

って感じですよね。

美容室へ行ったときの接客、カットの技術、お店の対応などの意見をアンケートに取ってきなさい。ということでした。しかも、100人分。

今考えれば、お客さんの意見も聞けるし、理屈では分からない肌感覚も得られるのでこれは正しいと思えますが、当時の私には、「なんでこんなことやらなきゃいけないの?」という思いの方が強かった記憶があります。

みなさんもご想像できると思いますが、見知らぬ人間がいきなり近づいてきて、アンケート書いて下さい!なんて言っても、だれも書いてくれるわけがないですよね。

しかも、あれだけ人通りが多い渋谷駅前で・・・・

その時の様子は、コラム

「思いは手法の上流にあり」

に書いてありますが、知識が武器のコンサルタントであろうが、きちんと人と向き合って、コミュニケションをとり、共感し、相手をを納得させたり動かしたりできなければ話にならない。という訓練のためのアンケート活動だったんだと思います。

とまあ、予想もしていなかったコンサル研修の始まりだった訳ですが、

実際にコンサルとしての座学や知識を研修したのは、最後の3か月目です。

研修の大半は、

”コンサルタントとして、美容室から契約を取ること”

いわゆる営業活動のイロハを教わることでした。

営業トークや商談でのトーク、講師とのロールプレイング・・・それが大半。

これは私にとって、かけがえのない大切な経験として、今も活きています。

でも、当時は辛かった・・・・

ところで・・・

コンサルタントって、知的でカッコイイ印象ありませんか?

でも、実際は、生命保険の営業と同じくらい、難易度が高いんです。

美容室に、シャンプーやトリートメントの営業へ行くなら、”モノ”があるから分かり易い。

でも、コンサルタントは、知識だけで”モノ”がありません。

どれだけ「売り上げが上がります!集客できます!」って力説してみせたところで、聞いてる方から見れば、保障なんて無いですからね。

実際に営業へ行ってみてすぐに気づいたんですが、知的でカッコイイどころか、相手は懐疑心オーラMAXで挑んできます(笑)

それをいかに納得していただき、信じていただき、契約まで結びつけるか・・・

最初は、断られまくりでしたよ。話さえ、聞いてくれませんでした。

さて、研修に話を戻します。

研修期間は、1か月目が3週間。

2か月目が2週間。3か月目が、1週間。

3か月間の日程で、そのたびに上野まで行って泊まり込みで研修を受けるわけですが、

この3か月の間に、1件以上、自力で美容室と契約を取れなければ、”クビ”という厳しいものだったので、研修から地元へ帰ってくるたびに、必死の営業がはじまります。

次回では、私がどうやって契約を勝ち取ったか。のお話しを致しますね。

第2話へ続きます。