あの日の思い出のハイヤー

真っ黒でピカピカに磨かれたハイヤー。普段はタクシーに乗る事もほとんどないのでハイヤーに乗ることはもっとありません。でも、あの日一度だけハイヤーに乗ることがありました。結婚式を迎えた当日、実家から式場へ向かう為に父が手配してくれたハイヤーです。高価なハイヤーに乗るなんて贅沢・・と遠慮しましたが、こんな日にしか乗れないよ、と手配してくれた父に感謝しながら乗りました。初めて乗るハイヤー。運転手さんが、とても丁寧に対応してくれました。普段は味わえない「お嬢様」気分でしたが、そんな扱いは受けたことがないので少し落ち着かない気分でした。そんなソワソワした気分で、長年住み馴れた実家を感慨深く後にしました。それから結婚して、やっぱりハイヤーとは縁のない生活です。主婦となった私の愛車は自転車。あの日のハイヤーは座っているだけで目的地に着きました。今は汗かきながら自力で目的地へ。でも、あの日の、本当にうれしかったです。